FAQ

Q:使用時に最も注意すべきことは何ですか。

A:デジタルミラーレスカメラの場合、CMOS撮像体表面の、目に見えない微小なゴミを、ゴム製のエアーブロアーなどで丁寧に除去することです。このとき、撮像体をキズ付けないよう、十分にご注意下さい。レンズ撮影時には気付かなかった微小ゴミが、本品使用時には目につくようになります。

Q:ミラーレスのデジタルカメラであれば、どの機種にも対応していますか。

A:基本的にはその通りです。バックフォーカス29.1ミリ、フランジバック27.8ミリ、イメージサークルは業界最大のフジフィルム製Gマウントに準拠いたしました。したがって、CMOSサイズが1インチのもの、マイクロフォーサーズ、各社APS-C、フルサイズのほぼすべてに対応可能です。(それぞれで画角が異なります。)
ただし、本品はライカMマウント採用のため、Mマウント以外のカメラとの間に他社製マウントアダプター(別売)が必要です。

Q:保証書が無いようですが?(修理など

A:本品はお客様からインターネットを介し直接弊社がご注文をお受けしますので、お客様からのユーザー登録は不要です。修理の際は.弊社へ修理品をお送りいただき、弊社で修理の後、お客様宛返送いたします。納期は2週間が目安です。お客様のご購入から1年以内は無償修理(別途送料着払い)、1年以上経過後の修理は有償(3000円+送料)とさせていただきます。弊社から請求書をメール発行いたしますので、適宜の方法でご入金をお願いいたします。ご入金の確認後、修理に着手いたします。
上記、いずれの場合も弊社への送料はお客様がご負担下さいますようお願いいたします。なお、お客様での分解はなさいませんよう、お願い申し上げます。

Q:耐候性はどうなのですか。

A:気温0°cから40°cまでの範囲でご使用可能です。この範囲を超えてのご使用は、お控えください。
また防水設計ではありませんので、水中は元より雨天でのご使用も避けていただきますようお願いいたします。

Q:本品をフィルムカメラで使用できますか。

A:ライカMマウントのカメラにはそのまま装着可能で、撮影できます。当社で確認済みの機種は、ライカM2、M3、M4-P、CL、ミノルタCLE、コニカRFです。なお、カメラファインダーが28ミリフレームを持つ機種では、本品を装着すると28ミリフレームが表示されます。

・スクリューマウントのレンジファインダーカメラではご使用になれません。

・フィルム用一眼レフでも、Mマウントアダプターがあれば使用可能です。た

だし、この時にはカメラのフランジバックが長くなるため、画角が狭くなります。

Q:ターレットを回転させるダイアルは、なぜ一回転させて次に移る設計なのですか。

A:ターレット上に設置した光学素子それぞれが、ご使用時に正しく光軸上に固定させ、また容易に動くことがないようにするためです。ゼネバ機構という時計用の特殊なメカを採用しました。

Q:ピンホールで撮影した画像の特長を教えてください。

A:光の直行性を利用するピンホール写真は、ピントという概念がありません。つまり結像しないのです。この点が屈折を利用するレンズや、回折を利用するゾーンプレートと異なります。したがってピント合わせも不要となります。

得られる画像の特長は、

・被写体のディテール(微細部分)を写し撮るというより、その場の雰囲気、画面全体から来る空気感といった表現に向いていると言えましょう。あえてたとえれば印象派絵画のような写真です。

・遠距離でも近距離でも、均等な「ボケ」効果が得られます。

・太陽を画面周囲に入れるなどの際に発生する、大きなハロー(フレア)効果が期待されます。

・ボケ効果のため、顔を接写しない限り、肖像権侵害対策の画像処理が不要です

Q:ゾーンプレート。フォトンシーブで撮影した画像の特長を教えてください。

A:回折を利用するゾーンプレート写真は、ピンホール写真とは異なり、ピントという概念が有り、結像します。ただし、一般の撮影では可視光域全般にわたる波長ごとに色収差が発生するため、その集合体としての画像が得られるため、ソフトな作品に仕上がります。しかし詳細に観察して頂ければ、ピンポールより高解像で撮影されていることがおわかりいただけるでしょう。

Q:ゾーンプレート画像の色収差の影響を軽減する方法はありますか。

A:アドビ社製画像処理ソフトウエア・フォトショップに搭載されている「スマートシャープフィルター」、「かすみ除去」フィルターは一定の効果があるようです。

Q:フォーカスリングが無いようですが、ピントはどのように合わせるのですか。

A:ピンホールは理論的に結像はしませんから、ピント合わせは不要です。ゾーンプレートなどの回折を利用する光学素子は、理論的にはピント合わせすべきですが、権威の方々のご意見で、本品では実用上不要とのお話しをいただいております。

Q:なぜ日本製にこだわるのですか。

A:まず、日本の技術者、製造会社に、海外へ移転してしまった仕事を日本に戻したいと思ったからです。産業空洞化が始まった30年前、日本の1/20だった隣国の人件費は、現在はほぼ1/2まで近づいています。通訳を介しての会話、現地出張や貿易での費用や時間を考えると、国内で生産する方が意思疎通の便利さ、経済性、納期、安心感などで勝っていると思うのです。

Q:本体の材質は何ですか。

A:ABS樹脂です。

Q:付属のチャック付き透明袋はどのように使うのですか。

A:キズ付きやゴミを避ける意味で、ご使用にならない時はこの袋をご使用下さい。製品同梱の布製袋もご使用頂けますが、内容物を袋の外から確認できるため透明袋が有効的です。